キャリアとは広義で、働くことにまつわる「継続的な過程（プロセス）」・「生き方」を指しますが、厚生労働省では「時間的持続性ないしは、継続性を持った概念」と定義しています。また、キャリアを構成する３要素として、①「技能や知識」、②「思考や行動の特性」、③「価値観やマインド」があります。①「技能や知識」は業務を遂行するために必要な能力的資源のことです。②「思考や行動の特性」は考え方やクセの傾向性のことです。③「価値観やマインド」は自分の仕事はどうあるべきかといった仕事に対する動機や価値観のことです。
上記より、キャリアの仕事とは、就職したり出世したりといった一過性の事ではなく、働き続ける継続的なプロセスの中で能力開発連鎖し続け、未来の自分のあるべき姿にむかって自己実現をめざしていくことです。
また、キャリアの仕事を行う上で、「キャリアビジョン」「キャリアパス」「キャリアプラン」「キャリアデザイン」といった４つ視点から自分自身を見つめなおすといいでしょう。
1つ目の「キャリアビジョン」とは、人生や仕事を通して自分自身が未来に対してこうありたいと思い描くことです。キャリアビジョンを描くことで、将来の目標が明確になり、具体的に行動に移しやすくなります。
2つ目の「キャリアパス」とは、最終的な目的に向かう道筋のことで、具体的な業務経験やルートのことです。キャリアパスを策定することで、例えば求職者の方であれば入社後をイメージしやすくなります。
3つ目の「キャリアプラン」とは、働き方や仕事の将来的な目標を立て、それを達成するための計画を立てることです。キャリアプランを立てることで、今やるべきことや達成すべき具体的な目標が明確になります。
4つ目の「キャリアデザイン」とは、将来こうなりたいといった自分の未来像に向かって、職業人生を主体的に計画して実現していくことです。単なる職歴やスキル形成だけでなく、価値観やライフスタイルを含めた「自分らしさ」を追求するための行動計画のことです。
以上のことから、キャリアとは生涯を通した仕事であり、生き方そのものであることがわかります。だからこそ、決して他人事で無関心になったり・目先の募集条件だけに振り回されたりするのではなく、未来に向かって自分の力を発揮できる場所・自分が活躍できる場所を求めて、あるべき自分の将来像・自己実現を目指して歩んでいくことであります
【事務・オフィス系】【営業・販売・サービス系】【IT・エンジニア系】【WEB・クリエイティブ系】【医療・介護・教育系】【製造・物流系】などに
多岐にわたります。
一般事務、営業事務、貿易・国際事務、英文事務、金融事務（銀行・証券）、金融事務（生保・損保・他）
経理・会計・財務・英文経理、通訳・翻訳、総務・人事・法務、受付、データ入力、OAオペレーター、秘書、広報・宣伝・IR、企画・マーケティング
営業・企画営業・ラウンダー、営業アシスタント、販売（アパレル・コスメ）、販売（家電・モバイル）、販売（その他）、デモンストレーター、 キャンペーン、窓口・ショールーム・カウンター受付、テレマーケティング、テレフォンオペレーター、美容・理容・エステティシャン、ホテル、 旅行・ブライダル、スーパーバイザー
SE（ビジネスアプリケーション系）、SE（制御系）、SE（データベース系）、SE（Web・スマホ系）、SE（社内・その他）、プログラマー ネットワークエンジニア（設計・構築・運用・監視）、サーバーエンジニア（設計・構築・運用・監視）、セキュリティエンジニア、 運用管理・保守、テスト・評価、設計（電気・電子・機械）、設計（建築・土木・設備）、CAD（電気・電子・機械）、CAD（建築・土木・設備） 施工管理・現場監督、インストラクター・講師・教師、ユーザーサポート・ヘルプデスク
Webデザイナー、Webディレクター、Web制作・コーダー、編集・校正・制作、デザイナー（ファッション・アクセサリー）、デザイナー（住宅・インテリア） DTPオペレーター、映像・音響、イラストレーター・グラフィックデザイナー
医療事務・病院受付、看護師・准看護師、介護関連、薬剤師、栄養士・管理栄養士、治験・DRA、研究・研究開発・検査、医療通訳・医療翻訳 試験監督、保育士・幼稚園事務・養護教諭、介護・教育係
組立・組付け、梱包・仕分け・検品・検査、軽作業、倉庫・入出荷管理、マシンオペレーター、フォークリフト・玉掛け、プレス・板金・塗装 溶接、部品供給・充填・運搬、製造技術、生産技術、生産管理・工程管理、品質管理・品質保証、試験・実験・評価、メンテナンス・保守・保全 NC旋盤、ドライバー・配達・配送、インストラクター・講師・教師、物流・軽作業
派遣の仕事は、職種が幅広い為、前職の同業種又は、職種により異業種でも未経験からチャレンジ可能な職種も御座います。
上記はほんの一例ですので、自分のやりたい仕事や適性又は、前職の経験を活かせる仕事があるかどうかなども含めて確認してみて下さい。
キャリア採用においては、キャリア人材は「スキルや経験が豊富」であったり、「市場価値が高い人材」といった転職市場では比較的人気の求職者層になってきますので、今までの経験を無駄にすることなく今まで以上に活躍できる企業からオファーが来たり、新規事業や新しいプロジェクトの立ち上げメンバーとして抜擢されたり、前職からすると魅力的な年収やポジションで迎えてくれる企業も多数御座います。
「mapjobキャリア」では、ご自身の過去の職歴を決して過小評価せずに、今まで頑張って高めてこられたスキルや経験、実績面などは、応募時にエントリーシート（職務経歴書）に具体的にアピールすることをオススメ致します。
意外と自分では当たり前のスキルや資格、経験（実績）だと思っていても、そのスキルや経験を求めている企業や人事担当者からすると大変魅力的に見えるため、高い評価を受けることも御座います。
一度いままでのキャリアを棚卸しすることで、未来に向かって自分の力を発揮できる場所・自分が活躍できる場所を求めて、あるべき自分の将来像・自己実現を目指して行く中で、自分は「○○のプロフェッショナル」を目指せるのではないかということが再発見できるかもしれません。同時に、将来像がより明確になっていくことで、新しい自分のキャリアデザインをバージョンアップさせることで会社や仕事選びの幅もぐっと広がっていくこともありますので、是非、この機会に自分の「価値」と「可能性」を高めていきましょう！
労働市場における需給構造は少子高齢化の影響もあり年々変化してきています。
日本の総人口は、少子化を背景として2008年の1億2,808万人をピークに減少に転じ、2017年には1億2,671万人と137万人減少しました。2030年にはさらに１千万人減少し、総人口は1億1,638万人になると推計されています。
特に15歳～64歳までの生産年齢人口がその現象幅のほとんどを占め、2030年までに940万人減少予測もでています。
そのため、現在の日本は世界的に見ても深刻な人手不足に直面している一方で、2030年に向けて人口減少はさらに進んでいくことが確実です。2030年に必要な労働需要7,073万人に対して不足する労働供給は644万人となり、2018年の欠員数136万人の5倍近い人手が不足すると予想されています。特に、サービス業や医療・福祉業は現在でも深刻な人手不足の状況にありますが、今後も少子高齢化やサービス産業化が進んでいくことで大きな需要の伸びが期待されています。しかし、2030年に向けて労働供給が需要の増加に追いつかず、サービス業で400万人、医療・福祉業で187万人の人手が不足すると予測されており、深刻さがさらに増していくことが想定されていますので、キャリア人材としての活躍の場は今後もますます広がっていくと同時に、より重要な役割を担う事になってくると想定されます。
