求人情報の読み方合ってる?就職成功のための正しい読み方
2024年12月30日 17:00
就職活動、転職活動をしている人にとって、“求人”は応募先企業について知るための大切な情報元です。
しかし、その情報を正しく読めているでしょうか?
入社後に勘違いに気づいて思っていたのと違った・・・なんてことにならないよう、求人情報の正しい読み方をチェックしておきましょう!
目次
[1] 基本のチェック項目
[2] 福利厚生について
[3] 応募条件について
[4] さいごに
[1] 基本のチェック項目
Check1.給与
●求人情報に記載されているのは基本的に「額面金額」
「額面金額」とは基本給に諸手当を含んだ金額、つまり、会社側が毎月支払う「総支給額」「月収」を指します。
総支給額から保険料や税金などが差し引かれ、実際に手元に入る金額が「手取り」となります。
【ここをチェック!】
収入や居住地域にもよりますが、「手取り」は求人に書かれている「額面金額」より約20%低くなることを覚えておきましょう。
●残業代について
会社によっては、基本給に「みなし残業」「みなし手当」が含まれている場合があります。
この場合、基本給に一定時間分の残業代や、夜勤・時間外労働などの手当が含まれていることを意味します。
必ずしも、みなし残業やみなし手当分の残業や夜勤があるわけではなく、「これだけの残業が発生する」ことを想定して給与に反映しています。
みなし以上に残業や夜勤・時間外労働があった場合は、別途残業代・手当が支払われることになります。
【ここをチェック!】
給与は金額だけでなく、その内訳もきちんと見ておきましょう。
残業したので残業代が支払われると思っていたら「みなし残業」内だったので給与は変わらなかった・・・ということも。
Check2.休日
休日の記載の仕方について、間違いやすい言葉の違いを解説します。
・週休2日
ひと月に1回以上、2日休める週があるという意味になります。
2日休める週以外は、週1日休みというケースもあります。
休める曜日については、会社カレンダーによる場合や、シフト制で決まっていないこともあります。
【ここをチェック!】
後述の「完全週休2日制」と言葉が似ていて勘違いしやすいので注意しましょう。
・完全週休2日制
年間を通して毎週必ず2日は休めることを意味します。
土日休みとされていることが多いですが、曜日は決まっていません。
【ここをチェック】
会社によっては平日休みの場合もあるため、確認しておきましょう。
・変則労働時間制「4週8休」
1ヶ月のなかで8日間の休みがあるという意味になります。
年中無休の工場や医療機関などに多い働き方です。
【ここをチェック!】
シフト制であることがほとんどなので、休日が不規則になります。
Check3.雇用形態
・正社員
契約期間は無期で、フルタイムで働きます。
メリット:収入の安定、社会保険などの福利厚生の保障など
デメリット:転勤や残業がある場合がある
・契約社員
契約期間は有期で最長3年までとされていることが多いです。
メリット:自分の時間を確保しやすい、期間を決めて働ける
デメリット:給与や待遇は会社による
・派遣社員
派遣会社と雇用契約を結び、契約期間は有期です。
メリット:さまざまな仕事を経験できる、希望の労働条件で働ける
デメリット:就業期間が打ち切られることもある
[2] 福利厚生について
「社会保険完備」って何が含まれる?
「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「労災保険」の4つです。
ただし、労災保険以外の3つは誰でも加入できるわけではありません。
雇用保険、厚生年金保険、健康保険は労働時間や日数によって、加入しなければならない人と、加入できない方がいるので注意しましょう。
「交通費支給」の注意ポイント
交通費については、全額支給されるのか、支給額に上限があるのかをチェックしておく必要があります。
「交通費全額支給」:通勤にかかる交通費が全額支給されます。
「交通費支給」:上限が設けられている場合があります。上限を超える交通費がかる場合、自己負担になるため要注意です。
[3] 応募条件について
「未経験者歓迎」の意味は?
[1]専門知識や資格などがなくても、初心者でも始めやすい仕事である。
[2]できるだけ多くの応募者を集めたい。
[3]研修制度などが充実している。
以上のような理由から「未経験者歓迎」と記載されていることが多いです。
[1]や[3]が理由の場合は、未経験者の採用に前向きな場合が多いですが、
[2]のような背景がある場合、実際には経験者が優遇される可能性もあります。
「第二新卒」って?
実は、第二新卒に明確な定義はありません。
たいてい、20代半ばくらいまでで学校を卒業して3年以内と考えられている場合が多いです。
企業によっても第二新卒の定義が異なるため、自分が当てはまるか不安な時は応募先企業に直接聞いてみましょう。
[4] さいごに
入社後のミスマッチを防ぐためにも、求人情報を正しく読み取ることは必要不可欠です。
似たような言葉や、聞きなれない言葉も多い求人情報ですが、今回の記事を参考にしながら、自身の希望に合ったお仕事を探してみてくださいね!