最近、テレビで海外移住した人を紹介する番組をよく見ませんか？

円安が叫ばれる世の中で、

海外移住を考える人も増えているのではないでしょうか。

しかし、海外移住するとなると、

必ず現地で職に就かなければなりません。

「職に就くと言っても、海外にはどんな求人があるの？」

「現地での生活に慣れるまではアルバイトで働きたい！」

…そんな方はぜひ、海外移住を検討するうえでの参考にしてみてくださいね。

目次

【１】海外で働くために

【２】海外のアルバイト求人例～語学力を活かす～

【３】海外のアルバイト求人例～語学力不要～

【４】移住先に人気な国の最低賃金一覧

【５】さいごに

【１】海外で働くために

そもそも、海外で働くためにはまず何をすればよいのでしょうか。

パスポートの取得は言うまでもありませんが、

その他にも、ビザを取得しなければ海外で働くことはできません。

海外で働くためのビザの種類としては、主に下記の2つが挙げられます。

①就労ビザ

②ワーキングホリデービザ

基本的に、海外への長期移住を考えているのであれば、就労ビザは必須です。

取得条件は国やエリアによって異なるため、

移住先が決まった段階で、そのエリアの就労ビザについてよく調べておく必要があります。

基本的に、大半の国・エリアでは

現地の企業に採用されることが内定してから、取得手続きを行うこととなります。

採用先の企業から就労ビザ取得のサポートが得られる場合もありますので、

不安な場合は相談してみるとよいでしょう。

また、ワーキングホリデービザとは

18歳～30歳（国によって異なる）の若者を対象としたビザであり、

英語の勉強をはじめ、海外での経験を積みたいという方に向けた制度です。

ワーキングホリデービザでは、

国によって上限が定められた期間の中で、仕事だけでなく

語学学校への通学や旅行なども楽しむことができます。

「いきなり長期移住は不安だけど、お試し感覚で短期移住してみたい…」

といった方は、こちらを取得してみるとよいでしょう。

しかし、国ごとに年間のビザ発給数が決まっていますので、

その点には注意が必要です。

【２】海外のアルバイト求人例～語学力を活かす～

移住先の国・エリアでの語学力に不安がない人や、

自分の語学力が通じるのかチャレンジしてみたいという人には、

下記のようなアルバイト求人がオススメです。

①宿泊施設のフロントスタッフ

宿泊施設のフロントスタッフは、

数多くの現地人と交流する必要がある仕事です。

現地の言語で寄せられる多種多様の要望に応えたり、

時には現地以外から来られるお客様もいらっしゃることでしょう。

その際は、現地の言語＋英語力も必要となります。

募集要項でも一定水準の語学力を求められる場合が多いですが、

より語学力を高めたいという方には、うってつけのお仕事とも言えるでしょう。

②カフェスタッフ（バリスタ）

「カフェで働くのに語学力が必要？」

…と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

ですが、海外のカフェでは日本人スタッフはそれほど多くなく、

スタッフ間のコミュニケーションのためにも、語学力が必須となります。

また、カフェはお客様との距離が近いことやお客様の回転も速いことから、

より高度でスムーズな会話が求められるのです。

たとえば、ワーキングホリデー先として人気の高いオーストラリアでは

カフェ文化が非常に盛んなため、よりリアルな現地の生活や言葉を学ぶことができるでしょう。

③ベビーシッター

ベビーシッターは、海外で一定の需要がある求人の1つと言えます。

国やエリアによっては、

特定の資格や認可を受けなければならない場合もありますが、

無資格でベビーシッターとして働ける国も存在します。（例：カナダ等）

簡単な家事の手伝い等の業務であれば語学力は不要ですが、

子どもの送り迎えや面倒を見るといった”子どもに関わる”業務では、

保護者からの注意事項を聞く際や、子どもの様子を報告する際に、

高度な語学力が不可欠となります。

ある程度の語学力を有しており、

日本で保育士の経験があったり保育に関する仕事をしていた人は、

採用率も上がりますので、求人があればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

【３】海外のアルバイト求人例～語学力不要～

では反対に

「語学力には自信がなく、移住してから徐々に語学力を身に着けていきたい」

と考えている人には、どのような求人があるのでしょうか。

①日本食レストランのスタッフ

海外でのアルバイトと聞いて、最も想像しやすい仕事ではないでしょうか。

日本食レストランでは多くの日本人スタッフが勤務しており、

業務内外問わず、困ったことが起こっても

相談できる相手をすぐに見つけられるという意味でも、

海外移住初心者にはオススメの求人と言えるでしょう。

また、まかないによって食費が抑えられる場合もありますので、

移住して間もないため貯金しておきたい、という方にはぴったりの求人ですね。

②ファームでのお仕事

ファームでの仕事は、一人で黙々と行う単純作業が多いため、

語学力が低くても問題なく働くことができます。

ですが、そもそもファームの求人がある国は限られており、

その多くは歩合制の形をとっています。

しかしながら、ハイシーズンに集中的に業務に取り組めば、

短期間で高収入を得ることができるうえに、

シーズンが終われば旅行に行くこともできますので、

海外移住して、周辺も旅行もしたいという人にはオススメのお仕事です。

逆を言うと、オーナーとの会話しか語学力を向上させる機会がありませんので、

自主的に語学力向上に取り組んでいく必要があります。

③ホテルのハウスキーパー

ハウスキーピングは清掃が主な仕事であり、

人と関わる機会は多くありません。

業務上で使用する英語さえ覚えられれば、あとは体力勝負の仕事ですので、

語学には不安があるけれど、体力自慢！という方にオススメです。

また、ホテルのハウスキーピングは夕方頃に退勤することがほとんどですので、

退勤後の時間を自分のために使うこともできます。

さらに、海外のホテルではハウスキーパーに対して

チップを支払う文化もあるため、高級ホテルで勤務できれば、

より多くのチップを得られることでしょう。

誰でもすぐに始められる仕事であり、需要の高い求人ですので、

仕事探しでお困りであれば、まずハウスキーパーから始めてみてもいいかもしれませんね。

【４】移住先に人気な国の最低賃金一覧

アルバイトするのであれば、最も気になるのが賃金ではないでしょうか。

移住先を検討・決定する際、

その国・エリアの最低賃金は1つの指標になると思われます。

今回、移住先として人気な国の最低賃金について下記にまとめてみました。

各国の最低賃金一覧（7/22時点でのレート換算による）

　※週によって異なる場合は、移住先に人気の都市で記載しています。

　※一部の国・エリアでは、最低賃金が日給や月給で定められていますのでご注意ください。（太文字で表記しています。）

◎オーストラリア　：　2,517円/時給　（2024年7月～）

◎カナダ（トロント）　：　1,886円/時給　（2023年10月～）

◎ニュージーランド　：　2,177円/時給　（2024年4月～）

◎ラトビア　：　119,563円/※月給　（2024年1月～）

◎マレーシア　：　50,214円/※月給　（2022年5月～）

◎タイ　：　1,727円/※日給　（2024年10月～　予定）

一般的に、賃金の高い国は物価も高く、生活費がかかります。

そのため、最低賃金が高い＝生活が楽になる と一概には言えません。

ワーキングホリデーを用いた、移住のお試しのような短期間の滞在であれば

賃金の高い国を選択し、貯金するのも良いかもしれません。

ですが、期間を定めない移住を考えられるのであれば、

賃金だけでなく、総合的に判断して移住先を決定することが重要です。

［５］さいごに

今回は、海外移住する際にオススメのアルバイト求人について紹介しました。

海外移住を検討してみたいと思っても、

どのような求人があるのか分からず断念してしまった人もいるのでは？

ここで挙げた以外にも海外には様々な求人があります。

移住先で本当にやりたい仕事が見つかるまでの間や、

現地の生活に慣れるまでの間の仕事の参考になれば嬉しいです。

自分の希望する生活スタイルや働き方も考慮して、

自分にピッタリの海外での働き方、求人を見つけてくださいね。

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