未経験でも転職可能?医療業界の職種や今後について解説
2024年6月14日 18:00
ここ数年、感染症の世界的流行により、注目を集めることが多かった医療業界。
日本では少子高齢化の加速の影響で、今後医療業界の需要は益々高まることが予想されています。
今回は、未経験でも転職可能な医療業界の職種紹介とともに、
業界の今後についても詳しく解説します。
目次
[1]医療業界とは?
[2]未経験でも転職可能!医療業界の職種
[3]医療業界の今後
[4]さいごに
[1]医療業界とは?
医療業界と聞いて、まず初めに想像されるのは「病院などの医療機関」でしょう。
私たちが生活していく中で、必要不可欠な存在である「医療機関」ですが、
医療機関の運営には「医療機器メーカー」「製薬会社」など、多くの企業が関与しています。
「医療機器メーカー」や「製薬会社」と聞くと、
高度な専門知識が求められ、未経験では転職が難しい印象があるように思います。
しかし実際には、資格が不要な職種もたくさん存在することは、あまり知られていません。
“人の健康を支える医療業界で働きたいけど、経験や資格がないし…”と
考えていた方は、諦めずに、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
[2]未経験でも転職可能!医療業界の職種
◇病院編
1.医療事務
基本的に患者として病院に行く私たちは、医療事務と聞くと病院の受付や案内係を想像していましいがちです。
さらに、それらの職種ではレセプト(診療報酬明細書)業務が必要であり、必須ではないにしろ、資格の取得が必要だと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし医療事務には裏方も存在しており、そこでは、患者としての我々が接する機会のない業務が行われているのです。
例えば、一般企業と同じく、
・院内スタッフの雇用や研修等を行う人事業務
・院内のイベントごとや医師のスケジュール管理などを行う総務の業務
・院内の経費の管理を行う経理業務 etc.
他にも、メーカーや卸業者と交渉して医療機器や医薬品、院内物品の購入や管理を行うような業務もあり、上記のような裏方業務ですと、一般企業で似た業務で経験がある方であれば、資格や医療業界での経験がなくとも転職が可能と言えるでしょう。
2.看護助手(NA)
看護助手は、基本的に看護師業務の補助を行うのが主な業務であり、応募資格さえ満たしていれば未経験・無資格でも転職可能な場合が多い職種です。
また、病院によっては多忙な看護師に代わり、裏方と現場の意思疎通を図ることもあり、コミュニケーションスキルが求められる職種と言えるでしょう。
看護師資格はないけれど、病棟で患者と関わる仕事がしたい、看護師よりはゆとりを持って仕事をしたいと考える方にはおすすめです。
◇院外編
1.MR
MRとは「Medical Representative」の略で、「医薬情報担当者」と訳されます。
簡単に言うと、製薬会社の営業部門に所属する営業職のことで、自社の医薬品の安全性や品質・有効性などの情報を医療従事者に提供し、自社の医薬品を普及させることが主な仕事です。
一般企業での営業職の経験があればそれほど転職は難しくありませんが、一般企業の営業職とMRでは、大きく異なる点が1つあります。
MRは”製品そのものの販売”ではなく、”医薬品の情報を提供することで医療従事者の信頼を得て、医薬品を採用してもらうこと”を目的とした営業活動を行う、ということです。
そのため、購入してもらうための価格交渉などは行いませんが、営業経験がある人であれば、その経験を活かして自社の医薬品の普及に貢献することができるでしょう。
資格がなくてもMRになることは可能ですので、営業スキルに自信のある方であれば、安定性と専門性の高いこの職種への転職はおすすめと言えます。
2.医療機器メーカーの営業職
医療機器メーカーの営業では、MRI等の大型検査機器からカテーテルやガーゼ等の消耗品まで、あらゆる製品を医療機関に提案するのが主な業務となります。
使い方を医師や看護師にレクチャーしながら、使いやすさや安全性をアピールして医療現場での採用を目指します。
また、採用後も現場の声を聞くことによって改良品を作り出すことで、今後の医療の発展に貢献することができる職種です。
開発や修理を行うエンジニアでは、機械に対する専門知識が求められますが、営業では特に専門的な知識や資格は不要ですので、営業職の経験がある方には、転職の難易度が低い職種と言えます。
◇番外編
・SPD業務の供給スタッフ
SPDとは、「Supply:供給」「Processing:加工」「Distribution:分配」の頭文字をとった言葉です。
SPD業務は、医療現場で使用される医療品や医療消耗品等を各部署に供給し、医療物品の過不足が起きないよう管理する業務です。
医療物品に貼り付けられたシールや、ユニクロでの商品読み取りシステムとしても話題のRFIDなどを利用し、物品の在庫をデータ管理することで、効率的に無駄なく物品を供給することができるよう誕生したシステムです。
しかし、病院によっては外部のSPD業者に管理を委託している場合もあります。
その場合、医療現場への医療物品の供給はSPD業者が行いますが、SPD業者ではまれに供給スタッフのアルバイト募集を行っていることがあります。
気軽に医療現場での業務を始めてみたい人は、そのような求人を探してみるのも良いでしょう。
[3]医療業界の今後
医療業界の今後については、今後もかなりの成長が予測されています。
まず、医療業界の市場規模を知るためには国が支出する医療費の額が有用です。
日本の医療費は右肩上がりで増加しており、2018年度時点で43兆3,949億円(厚生労働省「平成30年度 国民医療費の概況」より)となっています。
医療費の増加は医療サービス費の増加であり、医療業界の需要の高まりを表します。
高齢者は若年層に比べ、病気やケガのリスクが高いことから、通院頻度も大幅に高まります。
皆さんも、近所のクリニックや医療機関を訪れた際、高齢者の多さに驚いたことがあるのではないでしょうか。
つまり、高齢者の割合が増加する日本では、今後更に医療業界の需要が高まっていくことが安易に予想されるのです。
さらに、医療は日々進化を続けており、高度なテクノロジーを用いた医療技術なども生まれています。
こういった点から、今後の医療業界は将来性があると言えるでしょう。
[4]さいごに
今回は医療業界について、未経験でも転職可能な職種などを交えて解説しました。
資格や経験がないと転職が難しいと思われがちな医療業界ですが、実はそうではありません。
「医療の力で多くの人を助けるお手伝いがしたい」
その気持ちがあるなら、ご紹介した職種への転職を考えてみても良いかもしれません。
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