自分に合う仕事の選び方・転職方法を4つのステップで解説
2024年2月20日 13:38
「現在の働き方がしっくりこない…。だけど目標や将来の理想像もわからない。」そうした気持ちからなかなか転職に踏み切れない人は多いです。いざ転職活動を始めたときに「どんな仕事が自分に合っているのかわからない」と迷うことも。
今回の記事では、より満足できるキャリアを積むためのお仕事探しの方法を解説します。
目次
【ステップ1】転職の方向性を決める
手順① 退職理由を振り返る
手順② 転職の目的を明確にする
【ステップ2】自分を知る(自己分析)
手順① 今までの経験やキャリアを書き出す
手順② 自分の強みを見つける
手順③ 具体的なエピソードを交えて、強みを言語化する
【ステップ3】求人検索条件の設定
手順① 絶対避けたい条件を決める
手順② 重視したい条件を決める
手順③ 妥協できる条件範囲を決める
【ステップ4】自分に見合った企業の選び方7つの基準
最後に
【ステップ1】転職の方向性を決める
手順① 退職理由を振り返る
今の仕事を辞めたいと思ったきっかけ、転職を考えるようになった理由は何でしょうか?今の働き方に対する不満を具体的に振り返りましょう。「今の職場では昇進やキャリアアップを期待できない」「残業が多く体力的に厳しい」「給与が低い、昇給が見込めない」など、ここでは正直な気持ちを書き出してみましょう。
手順② 転職の目的を明確にする
次に、手順①で挙げた不満を解消するために、「転職先で実現したいこと」「数年後にどんな自分になっていたいか」を考えていきましょう。ここで大切なのは、前向きな面に注目することです。例えば「自分の行なった業務や成果に対しての評価がほしい」など、現職・前職で叶えたかったことをポジティブな内容に変換してみましょう。
ここで決めた「転職の目的」があなたの「転職の軸」「転職理由」となります。求人検索の際に優先する条件となるだけでなく、「なぜこの仕事に応募したのか」という志望理由にも繋がります。
【ステップ2】自分を知る(自己分析)
転職の軸が定まったら、自己分析を行ないましょう。
今やりたい仕事がわからない方も、自己分析をすることで自分の強みや弱み、価値観がわかり、仕事の向き不向きが明確になります。理想の働き方や、大切にしたいことは何でしょうか?過去の経験や周りの人の話などから掘り下げていく作業が、あなたの進路を広げてくれるでしょう。
手順① 今までの経験やキャリアを書き出す
過去の職歴から「どんな経験をしたのか」「どんなスキルを習得したか」「これまでの実績」をすべて書き出しましょう。未経験の職種へチャレンジする場合も同様に、今までの仕事を振り返って経験やキャリアを書き出してみます。「職歴・スキル・経験・実績」に分類しまとめてみましょう。
日ごろの業務での得意不得意や好き嫌いを探ってみましょう。「自己分析」というとハードルが高く感じられるかもしれませんが、自分が普段仕事に抱いている不満や喜び、大切にしていることにスポットを当てることからも始められます。「できること」「苦ではないこと」がやりたい仕事につながる可能性も大いにあります。
手順② 自分の強みを見つける
手順①で挙げた「職歴・スキル・経験・実績」や「得意不得意・好き嫌い」から、仕事で活かせるあなたの強みを見つけます。
例えば「勉強を積み重ね資格を取得した」という経験から「粘り強さ」や「継続力があること」が強みであると言えます。また、その資格が仕事に活かせるものであればそれだけでアピール材料になるでしょう。
仕事以外でも自身の性格的な部分からも強みを見つけることは可能です。例えば、初対面の人ともすぐに打ち解けられることは「コミュニケーション能力がある」という強みになり、人からよく相談されるという人は「傾聴力」や「誠実さ」が強みになります。
自己分析を行なうと、自分の性格や適性、強みがわかってきます。仕事の向き不向きが明確になるため、どのような仕事に就けば自分がより喜びを感じられるのかも見えてくるでしょう。
自分の長所短所をよく理解していると、面接で自分のことをきちんと伝えられるようになることも、自己分析を行なうメリットの一つです。
自分ひとりでの自己分析に行き詰まったら、家族や友人に聞いてみるのもおすすめです。他人とは違う、自分特有の考え方や感じ方が見えてくることがあります。自分の考えや自己分析の内容を言葉にすることで思考が整理されるので、積極的に人に相談することも大切です。
就職サイトの「自己分析ツール」を活用してもよいでしょう。自分では見えてこなかった、隠れた強みが見つかるかもしれません。
手順③ 具体的な経験談を交えて、強みを言語化する
ここまでの手順で挙げた内容を踏まえ、あなたの強みが分かる具体的な経験談を書き出してみましょう。言語化することで「漠然とした強み」ではなく「実体験を基づく説得力のある強み」になります。
*ポイント*
自分の強みを一言で表してみましょう。(例えば、責任感がある、計画力があるなど)
その強みが相手に伝わる経験やエピソードはなんですか?
その経験で学んだことや成果、周りの人の評価はどんなものでしたか?
【ステップ3】求人検索条件の設定
手順① 絶対避けたい条件を決める
自己分析を行なってもいまいち自分のやりたい仕事がわからないという場合は、反対に絶対に避けたい条件を先に挙げてみるのもいいでしょう。
やりたくない仕事を洗い出すことで、あなたのやりたい仕事や向いている仕事が見えてくる場合もあります。例えば、人との会話が苦手な方であれば営業職や接客業を、体力に自信がない方は建設業を避けた方が無難です。このように、消去法でやりたい仕事を見つけていくのも一つの手です。
手順② 重視したい条件を決める
ここでは、転職の軸や強みを基にした「仕事内容についての条件」の優先度を高く設定しておくのがおすすめです。給料や休日などの条件が良くてもあなたの転職理由が解消されていない、あなたの強みを活かせないお仕事を選んでしまうと、いざ働き始めた時に「思ってたのと違う」といったことが起こってしまいます。
条件の設定については、自分の将来の理想像から逆算して、今やるべきことを導き出すやり方もあります。例えば「年収〇〇万円」という目標があれば、達成するためにそれだけ稼げる職種は何か、その職種に就くには何が必要か、と深く追求していくことで重視したい条件が見えてきます。
重視したい条件には優先順位をつけましょう。優先順位を決めておくと、複数のお仕事で迷った際に「どれが自分に合う仕事により近いか」を判断しやすくなります。せっかくの転職活動なので、よりあなたにピッタリなお仕事を見つけられるよう、優先順位を決めることは大切です。
手順③ 妥協できる条件範囲を決める
重視したい条件と優先順位が決まったら、その中で「どこまでなら妥協できるか」を決めましょう。例えば「理想は土日休みがいいけど、平日休みでもOK」といった具合です。
全てが自分の理想通りのお仕事が見つかることは稀です。なかなかお仕事が見つからない場合でも、妥協できる範囲を決めておくと、検索条件を広げることができます。
【ステップ4】自分に見合った企業の選び方7つの基準
転職の軸、強み、条件設定ができたらいよいよ企業を選ぶ段階になります。
「自分に合う企業かどうか」の見極めについては、以下の7つの基準を重視するといいでしょう。
1.事業内容
事業内容は、企業の根幹となる情報の一つです。
自分がやりたいことと企業の目標や方向性はズレがないか必ずチェックしましょう。
▼ココを確認!▼
企業の目的は何か?
誰をターゲットにしているか?
提供している商品やサービスは何か?
利益の生み出し方は?(販売方法、サービスの提供方法)
2.企業方針
企業方針も、事業内容と同様に基盤となる重要なポイントです。
さらに、経営層の考え方次第で仕事のやり方や手順が異なります。入社後に「目標には共感しているが、仕事の進め方が合わない」ということにならないようチェックしておきましょう。
▼ココを確認!▼
創業者が掲げる思いはどんな内容か?
経営方針・理念・ビジョンに共感できそうか?
今後展開される新規事業は?
海外展開はあるか?拠点はどこにあるか?
3.仕事内容
具体的にどんな業務をするのか、それは自分がやりたいことに繋がっているか、できることなのかを確認しましょう。なんとなくのイメージだけで企業やお仕事について理解したつもりになっていると、入社後に自分の経験やスキルを活かせなかったり、「やりたいことじゃなかった」ということにもなりかねません。
▼ココを確認!▼
仕事内容と自分の能力・スキルに接点があるか?
興味を持てる分野か?
キャリアステップの内容は?自分の理想を実現できそうか?
実際に働いている人の声(インタビューなどが掲載されていれば)はどんなものか
資格・スキルが求められる仕事内容か?
現在の保有資格は活かせる?
社内での分業はどのようにされているか?
4.企業規模と安定性・業界内での優位性
企業がその業界内でどういう立ち位置であるか、今後の成長性はあるのかについても確認しておくといいでしょう。
企業の経営状況が安定していることが分かれば、入社後も安心して働くことができます。業界内で、あるいは同規模の企業と比べてその企業が飛びぬけている点を調べておくと、「その企業ならではの志望動機づくり」にも繋げることができます。
▼ココを確認!▼
業界内でどのくらいのシェアか?
競合他社と比べた時、その企業の強みは何か?
企業が成功している理由は?
提供している商品やサービスにはどんな特長があるか?選ばれる理由は?
従業員1人当たりの利益はどのくらいか?
年間売上高、利益はどのくらいか?増加傾向にあるか?
5.企業風土・社風
企業の雰囲気や文化が自分と合っていれば、長期的に充実感を持って働くことができます。
しかし、企業の雰囲気というのは内部の実態が分かりにくいものです。できれば、現在その企業で働く人に直接尋ねてみるのがいいかもしれません。または、書籍や新聞などでその企業で働く社員のインタビュー記事があれば読んでみましょう。
さらに、先述した企業方針の内容を社員がどう捉え、どのくらい浸透しているかチェックできるとより良いでしょう。経営層と現場の考えがかけ離れていると、働きづらさの原因にもなります。
▼ココを確認!▼
企業のポリシーやモットーの内容は?
企業の求める人物像はどんな価値観・考え方を持った人材か?
職場の雰囲気(作業場所、休憩室、その他設備など)
社員の平均年齢や社歴、男女比率
社員の雰囲気(服装や表情)
社内行事やイベントの内容や頻度
6.待遇・福利厚生・働き方
具体的な内容だけでなく、その恩恵を受けられる理由までチェックしておきましょう。例えば、「給与が高い」というメリットがある場合、「残業や休日出勤が多い」という理由があることも。
さらに、世の中の流れに変化対応できているかもチェックしましょう。リモートワークに対応可能かどうかなど、自分の努力だけで変えるのは難しい部分なので、事前に調べておくことをおすすめします。
▼ココを確認!▼
給与はどれくらい?残業手当や賞与は出るか?
勤務時間の長さや時間帯に無理がないか?
休日、有給休暇が取りやすさ
社宅や家賃補助制度はあるか?
出産・育児や介護支援制度はあるか?
研修制度の内容
時短勤務やリモートワークに対応しているか?
副業は可能か?
7.入社後3年以内の定着率
新卒入社後の3年間は、社会人としての基本スキルを習得する大事な期間です。
入社後3年以内の定着率が低いことが必ずしも悪いとは言えませんが、離職率が高い場合には、その理由をチェックしておきましょう。
最後に
今回は転職活動を始めるにあたり、自己分析のコツや企業探しのチェックポイントをお伝えしました。時間と手間がかかりますが、自分に合ったお仕事を見つけるためには大切な作業です。
「転職理由」「強み」「転職の軸」をまとめることで、この後の履歴書などの書類作成や面接対策も進めやすくなるでしょう。
◇◆◇ブログ情報をLINEで配信中!!◇◆◇
新着求人&レア求人&特典求人など
キャンペーン情報も盛りだくさん◎
「LINEお友達」のご追加よろしくお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆