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就職・転職活動におけるメールマナーの基本と注意点

2025年9月15日 17:00

就職・転職ガイド

就職活動や転職活動において、メールは基本的かつ重要な連絡手段となります。

社会人経験を持つ方であっても、改めてビジネスメールの基本を確認し、採用担当者に失礼のないように振る舞うことは大切です。

電話や対面と違って文字だけで意思を伝えるメールでは、ちょっとした表現やタイミングが相手の印象を大きく左右します。

今回は、就職・転職活動で意識すべきメールのやり取りについて、やり方やコツ、マナーをご紹介していきます!

 

 

目次

[1]就職・転職活動におけるメールの基本

[2]注意点&NG事項

[3]まとめ

 

 

1.就職・転職活動におけるメールの基本

就職活動や転職活動を進める際、企業との最初の接点となることが多いのがメールです。

電話や直接の面接と異なって文章を通してやり取りを行うメールでは、こちらの人柄やビジネスマナーがそのまま文章に表れます。

採用担当者にとっては日々多くの応募者とやり取りしているため、メールの文面や返信のスピード、言葉遣いひとつで印象が変わることもあるので注意しながらメールを作成しましょう。

 

まず意識したいのは、メールを単なる連絡手段と考えるのではなく「選考の一部」と捉えることです。

送信する内容やタイミング、文章内容はすべて評価の対象となる可能性があります。

特に転職活動では「社会人経験者としての基本的なビジネスマナーが備わっているか」が前提として見られるため、新卒の就職活動よりも一段高い水準が求められることもあるので意識するようにしてくださいね。

 

 

 

件名と宛名の書き方

件名は一目で要件がわかるように簡潔にまとめます。

採用担当者は多くのメールを処理しているため、「ご面接日程のご相談」「応募書類送付の件」といったように内容がすぐに理解できる件名にしましょう

宛名は会社名、部署名、担当者名を正確に記載するように気をつけてください。

相手の役職が分かっているという場合は、役職名をつけて呼ぶ方が丁寧な印象になります。

誤字や会社名の省略などは特に印象を悪くするため、送信前に必ず再度確認しましょう。

 

 

本文の構成と表現

本文は「挨拶」「要件」「結び」の流れを意識すると、読みやすい整った印象の文章になります。

冒頭では自己紹介やお世話になっていることへの感謝を一言添えると好印象です◎

続いて要件を端的に述べ、必要な情報や依頼内容を明確にします。

長文になり過ぎずかつ必要な情報は漏れなく含めるのがポイントです。

最後は「よろしくお願いいたします」などの文で締めくくり、全体に柔らかさと礼儀を兼ね備えた文章を心がけましょう。

 

また、敬語と丁寧語の使い方や表現もメールにおいて重要です。

「拝見させていただく」「ご確認させていただきます」など二重敬語になりがちな表現が入っていないか気をつけてください。

自分では自然だと思っていても読み手からすると違和感がある場合があるので、「拝見いたします」「確認いたします」のようにシンプルな敬語を使うようにするのがおすすめです。

口語的な「すみません」や「了解です」は避け、「恐れ入りますが」「かしこまりました」といった表現を使うようにしましょう。

 

 

返信はなるべく早めに

メールの返信はできるだけ早く行うことが基本です。

特に日程調整や書類提出に関するメールは、半日から1日以内の返信を目安にするようにしてください。

勤務中ですぐに対応できない場合もあるかと思いますが、休憩時間や終業後にできるだけ早く対応する姿勢を持ちましょう。

採用担当者にとってレスポンスの速さは、ビジネススキルの一端として評価されることもあります。

ですが、業務時間外や深夜に届くメールは配慮が欠けている印象を与える可能性があるので送信する時間帯には注意が必要です。

時間が取れずどうしても夜間や休日に作成する場合には、下書き保存や予約送信機能を活用しましょう。

 

 

添付ファイルと署名の扱い

メールで応募書類を送る際は、ファイル名や拡張子にも気を配る必要があります

例えば「職務経歴書_山田太郎.pdf」のように自分の名前を明記しておくと整理がしやすく、担当者に配慮が伝わります。

複数のファイルを送る場合も、順番や名前の規則を統一しておくと親切です。

また、署名には氏名、電話番号、メールアドレスを記載し、必要に応じて住所や氏名にフリガナを入れても良いでしょう。

添付ファイル名や署名が整っているだけで、社会人としての基本的な信頼感を与えることができるのでぜひ意識してみてください。

 

 

 

 

2.注意点&NG事項

基本を押さえたうえで、気をつけたいのが「やってはいけないNG行為」です。

どんなに丁寧に書いていても、基本的なルールや些細なミスが積み重なるとマイナス評価につながり選考にも影響するので注意しましょう。

 

 

返信のスピードとタイミング

先ほどにも述べた通りビジネス上のメールは、返信のスピードとタイミングに配慮が必要です。

返信は原則として24時間以内に対応することが望ましいとされています。

特に面接の日程調整や必要書類のやり取りは即日対応が基本と考えましょう。

どうしても返事が遅れる場合は、ひとまず受領の旨だけでも送ると誠意が伝わります。

返信する時間帯も深夜や早朝は避け、相手企業の営業時間内に送るようにを意識してください。

 

 

曖昧な表現や不正確な情報

曖昧な表現や不正確な情報の記載もNG事項の一つです。

例えば「近日中に伺います」といった曖昧な言葉や、住所や日付を誤って記載するなどのミスは相手に余計な確認作業を強いることになります。

採用担当者は多くの応募者と同時にやり取りしているため、一人の曖昧な対応が全体のスケジュールに影響する可能性があるので正確で具体的な表現を心がけるようにしましょう。

 

 

転職活動特有の注意点

転職活動の場合は就職活動と異なり、転職活動ならではの注意点もあります。

転職活動では現職との兼ね合いがあるため、やり取りのタイミングにも注意が必要です。

現職の就業時間中に個人の転職活動のメールを送ることは控え、出勤前や昼休憩、退勤後に対応するようにしましょう。

そして、現職に就いている場合は面接日程の調整は限られた時間の中で行うことになりますが、その際に「現職の勤務時間のため」などと詳細を説明しすぎるのは控える方が無難かもしれません。

また、応募企業に送るメールで前職や現職の不満を示唆するような表現を含めるのはネガティブな印象になるので厳禁です。

 

 

 

 

[3]まとめ

就職・転職活動におけるメールのやり取りは、単なる連絡手段ではなく、自分のビジネスマナーや人柄を伝える大切な要素です。

件名や宛名の正確さ、本文の構成、敬語の使い方、返信のスピードなど一つひとつの要素が積み重なって自分の評価につながります。

ですので、採用担当者とのメールのやり取りは丁寧で誠実な対応を心がけましょう。

 

 

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