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3年以上派遣で働くには?3年ルールのポイントを解説

2025年5月28日 17:00

仕事のお役立ち情報

派遣社員として3年以上働くとき、「3年ルール」は大切なポイントです。

この記事では、3年ルールの基本と3年以上働く方法を説明します。

なぜこのルールがあるのか、メリットとデメリットを知ることで、新しい考え方ができるでしょう。

ルールを理解してうまく使い、派遣社員としてのキャリアを高めましょう。

 

 

目次

[1] 3年ルールとは?派遣で働く上で知っておくべき基本

[2] 3年以上働くためのポイント【3年ルール】

[3] 3年ルールのメリット・デメリット

[4] まとめ:3年以上派遣で働くには?3年ルールのポイント

 

 

 

 

 

3年ルールとは?派遣で働く上で知っておくべき基本

派遣社員の3年ルールとは、派遣社員が同じ会社で働ける期間を最大3年とする決まりです。

 

このルールにより、派遣社員は3年以上同じ職場で働くことができず、別の職場に移る必要があります。

 

 

なぜ3年ルールが存在するのか?

派遣社員が長期間同じ職場にいると、正社員と同じ責任を負うことになりますが、保障は得られません。

この問題を避けるために、3年の期限が設けられています。

 

 

3年ルールには期間の制限がある

個人単位

派遣社員が同じ事業所の同じ部署で働けるのは、原則3年までです。

部署が変われば、同じ事業所でも再び3年働くことができます。

 

 

事業所単位

同じ事業所で受け入れられる期間は最大3年までです。

3年を超える場合は、派遣先の労働組合などの意見を聞く手続きをすれば、延長できることもあります

 

 

 

派遣の3年ルールの主な例外

派遣の3年ルールにはいくつかの例外があります。

主な例外は以下の通りです。

 

派遣元で無期雇用契約を結んでいる派遣労働者

派遣会社と期間の定めのない無期雇用契約を結んでいる場合は、3年ルールの対象外となり、期間制限なく働くことができます。

 

 

60歳以上の派遣労働者

3年経過時点で60歳以上の派遣社員は、3年ルールの対象外です。

高齢者の雇用促進のため、長期間同じ職場で働けます。

 

 

有期プロジェクトに従事する派遣労働者

終了時期が明確に決まっている期間限定のプロジェクト(事業の開始、転換、拡大、縮小、廃止などの業務)が対象で、3年を超えても例外として働けます。

 

 

日数限定の業務に従事する派遣労働者

1ヶ月の勤務日数が通常の労働者の半分以下かつ10日以下の業務(例:棚卸しなど)に従事する場合、3年ルールは適用されません。

 

 

出産・育児・介護などの休業者の代替として働く派遣労働者

産休や育休、介護休暇で休んでいる社員の代わりに働く場合も、3年ルールの対象外となります

 

 

 

 

3年以上働くためのポイント【3年ルール】

派遣の3年ルールで3年を超えて同じ職場で働く方法は主に以下の3つがあります。

 

派遣で3年以上働く方法①派遣先で直接雇用になる

派遣先企業と話し合い、派遣社員から直接雇用(正社員や契約社員など)に切り替われば、3年ルールの制限なく働き続けられます。

ただし、雇用形態や条件は派遣時と異なる場合があるため注意が必要です。

 

派遣で3年以上働く方法②無期雇用に転換する

派遣会社と無期雇用契約を結べば、3年ルールの対象外となり、同じ派遣先で継続して働けます。

無期雇用への転換は、派遣社員の申請や派遣会社との相談で可能です。

 

派遣で3年以上働く方法③部署異動によるリセット

同じ派遣先でも、部署や課を変わることで3年のカウントがリセットされ、新たに3年働くことができます。

部署異動は派遣先と派遣会社の調整が必要です。

 

派遣で3年以上働く方法④事業所単位で延長手続きをする

事業所単位の3年ルールは、派遣先の労働組合などの意見聴取を行い、延長手続きをすれば3年を超えて派遣社員を受け入れることも可能です。

ただし、延長は必ず認められるわけではなく、複数回分をまとめての延長はできません。

 

 

 

 

3年ルールのメリット・デメリット

3年ルールについて具体的にどのような影響があるのか、メリットとデメリットを解説します。

 

3年ルールのメリット

様々なキャリアや経験を積むことができることです。

3年ルールは、一見すると制限に見えますが、実はキャリアを広げるチャンスでもあります。

 

さらに3年という期限があることで、派遣社員は新しいスキルを学ぶことに意識的になります。

短い期間で成果を出そうとするので、スキルアップにもつながります。

 

 

3年ルールのデメリット

3年ルールのデメリットの一つは、キャリアが不安定になることです。

派遣社員は、同じ職場で最長3年しか働けないので、3年後には新しい職場を探す必要があります。

これにより、キャリア設計が難しくなります。

特に専門スキルを持つ人にとって、スキルの蓄積が難しいです。

 

新しい職場に適応する必要があるため、精神的な負担も増えたり、人間関係の構築もストレスとなり得ます。

 

3年ルールはキャリアの多様性を広げますが、安定したキャリアの障壁となることもあります。

デメリットを理解し、対策を考えることが重要です。

 

 

 

 

まとめ:3年以上派遣で働くには?3年ルールのポイント

3年ルールは派遣で働く際に重要で、3年以上働くには工夫が必要です。

3年ルールのメリットを活かし、デメリットに対策を取りましょう。

不安や疑問があれば、派遣会社に相談してください。

知識を増やし、より良い働き方を見つけましょう。

 

 

 

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